2016年10月16日日曜日

宮崎デリヘル求人

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二年前、バンド活動や悪い男に騙されて借金を作り、優しかった実家の家族を捨て、ホテルヘルスの仕事やデリの仕事、フェチ向けのヘルス、女王様、モデルなどをしながら、ホームレス生活をしていました。

やっとのことで迫る借金を返し、小さいながら自宅を持ち、生活を安定させることができた後、何も持てずに家族の元には帰れないと、最初で最後の、本格的な夜のお仕事の城。吉原で華を持ちたいと、そのドアを叩かせていただきました。

中級店でしたが面接に合格し、慣れないながらもお客様の意向や好みを大切に、ひたすら技を磨き、私にとっては高額なお金と時間を、私に払ってくれるお客様を大切に仕事をさせていただいていました。

ある日、凄く背の高い男性が、初夏なのに冷えた手で来店くださいました。緊張とお仕事の疲れで、クタクタなのだろうと、これまでの人生経験ですぐにわかりました。

事前に熱湯で温めたおしぼりを用意し、まずはスーツを脱いで、おしぼりで仕事を忘れてリラックスしていただきながら、即尺、即プレイ、仕事や悩みを忘れていただく時間にする。それをモットーにしていた私は、スーツを脱いでも無口な彼の手をおしぼりで包み、ひざまずき、彼のストレスの捌け口になるように、彼の願いを全て受け入れ、プレイを行いました。

無口な彼も、一戦交えればリラックスし、ニュースや懐かしいアニメなどの話を生き生きと話してくれ、それから毎月、必ず逢いに来てくれていました。

夏休みの話や、お互い好きなアニメや、好きな物の話をし、私も彼になついてしまい、まるで友達のように感じて、逢う度に惹かれていきましたが。夏が過ぎ、秋になる頃、急に彼は現れなくなりました。

きっと飽きられたのだ、きっと私よりも素敵な人を見つけたのだ、と、私も他の男性と恋仲になったりして悲しさや寂しさを忘れようとしていたのですが。

ちょうど今くらいの時期、彼はまた現れてくれました。最初はぎこちなく、笑顔も固く、お互い探りあうように接してしまいましたが、すぐに前のように笑い合えるようになり、笑いながらキスをして彼を見送り、次を迫るスタッフさんの声に寂しさと悲しさを感じ、その日をすごしました。

でも、また2週間と経たないうちに彼は現れたのです。寒さを感じる日、今まで昼に来ていた彼が、夜の一番最後の受付で。その日は、まるで恋人のように優しく扱われ、私が彼にいたわられているようなプレイでした。どうして? なぜ? という疑問や、気持ちを抑えられず、この日、初めて外で彼と逢いました。

話をすればするほど好きになり、今までにない感情を抱き、私は彼の恋人になりました。そして2ヶ月後には同棲し、今年の初夏、彼と出会って一年後に彼の妻となりました。もうすぐ、付き合い初めて一年になります。結婚式ももうすぐです。

私が捨てた家族にお金や物は渡せなかったけれど、吉原一番の華を飾れなかったけれど。私達家族には、小さな華を飾れそうです。

面白い体験や、面白いお仕事や、役に立つお話もたくさん書けそうですが、主人との出会いを思い出したので、書かせていただきました。

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